「ヒトの教育の会」趣旨

最高顧問
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村井 実
1922年生まれ
広島文理科大学卒業
慶応義塾大学名誉教授
欧米の大学・研究所で
教育哲学・思想史の研究を行う。
日本学術会議会員(15期)
元教育哲学会会長
日本通信教育学会会長
文学博士
村井実著作集等
理事長
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井口 潔
1921年生まれ
九州帝国大学医学部卒業
九州大学名誉教授
日本外科学会名誉会長
日本学術会議会員(12・13・14期)
フランス・アカデミー会員
医学博士・理学博士
日本学術振興会井口記念
人間科学振興基金運営委員
 
 
[趣旨]
「物質文明のための教育」を脱皮して 「ヒトのための教育」へ戻りましょう。

従来の教育は「物質文明のための教育」です。

知識の教育に重点をおき、効率的に経済社会に役立つ人材を養成しようとするもので、一見合理的なようですが、実はこれが問題なのです。
ヒトとして生れた子どもを人間化するための幼年期教育が重要なのです。

教育とは文明のためのものではありません。
教育の基本とは「ヒトを人間化するための営み」です。

ヒトとして(hominize)されて生まれた子どもは人間化(humanize)されなければならないのです。

 
 
従来の養育・保育・教育には「人間化」という観念が乏しく、このために現在の教育の諸問題を始め、社会全般に及ぶ閉塞状態を起しています。
現に人間になれない子どもが少なからずいるではありませんか。
急激な物質文明の環境変化によって子どもの内部環境(心)が汚染されているのです。

天賦の「よく生きようとする力」をもってヒトとして生まれてきた子どもは、適時・適切な養育・保育・教育環境によって生得性の人間力を発揮するように創られています。
この要点を理解して子どもを文明の汚染から守り、人間化の助けをするのが大人のつとめです。

本会はこの教育の原点を明確にして、「物質文明のための教育」から脱却して「ヒトのための教育」に戻るための実践活動を立ち上げることを目的とします。