ヒトの心の成長生理の仕組み

[ヒトの心の成長生理の仕組みと、これに則った生涯の鳥瞰]
今までの教育は幼稚園・小・中・高校・大学というように年齢別に分断されていますが、教育は全生涯を見流した感覚でみることが重要です。
人生の次の5期の概念は望ましい養育・保育・教育の実践のために役に立ちます。


【第1期】
誕生から約3年の絶対的愛情の養育環境で生得的資質(感性)が目覚め、基礎ニューロン回路ができ、内部世界を確立して人間化可能の状態になります。


【第2期】
4歳ごろからの幼年期では感性が外部世界に対応して好奇心と遊び、模倣に夢中になり、伝統的教育環境の中で感性を仕上げ、生きようとする力の充実した人間化の基本ができます。
知性の目覚めで、読み書きソロバンの基礎学力は反復練習・模倣の習性の中で身につき、第3期の準備をします。


【第3期】
10歳を過ぎるころから、自我に目覚め、自発的思考をするようになります。
第2期で用意された、湧き出てくる内発性の「やる気」で知性の仕上げをして、「理想を素描して志を立てる」という人生最高の夢の時期です。
第2期が充実していればいるほど、第3期の自立は確かになります。


【第4期】
職業を選び、社会に出て自己発見の下に生産の道を歩みます。


【第5期】
高齢期に入り、知性の夾雑物を払い落として感性の豊かさを悦ぶ境地になります。
子どもの知性前の感性と、高齢者の知性後の感性が引き合うところに現れる「幼老共生」の概念は、「心の成長生理に則った人生の鳥瞰図」から自然に現れる姿なのです。


感性は祖先から来て祖先に帰り循環します。知性は一代限りです。

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